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2026年09月01日 (火)

2026年9月号「心のスイッチ」

誰の心にも、「楽しい思い出」を残してくれた夏休みが終わりました。

きっと子どもたちは、それぞれに夏休みを楽しみ、長期休業中にしかできないことを体験し、たくさんの思い出を抱えて9月を迎えてくれることと思います。

体験は人の心を豊かにし、自信を与えてくれます。夏休みに、心身ともにひとまわり大きくなった子どもたちが、さらに自分自身を伸ばしていく成長の毎日にしたいと思います。

 

日本には、古くから『心ここにあらざれば、見えるものも見えず』という言葉があります。『東井義雄著作全集』の中に、同義と思える詩を見付けました。

 解釈させていただくと、次のような意味をもつと考えられます。

 


人間の目は 不思議な目

見ようという心がなかったら

見ていても 見えない

 

人間の耳は 不思議な耳

聞こうという心がなかったら

聞こえていても 聞こえない

 

同じように教師の話を聞いていても

ちっとも聞こえていない人がある

「本当に、そうだ」

と、腹の底まで聞く人もある

同じように幼稚園や学校に来ていても

ちっとも変わらない人がある

毎日、ぐんぐん成長する人もある

 

今まで

「この子はやる気があるのかな?」

と思われていた子も

心にスイッチが入ると 急に目が輝く

 

心のスイッチが

人を暗くもし、輝く人にもしていくんだ

 

電灯のスイッチが家の中を

明るくもし 暗くもするように・・・


 

聖セシリアこども園の子どもたちは、実によく話を聞くことができます。

今、表現力ばかり強調されることが多いですが、私はその前提としての「聞く」ということの重要性を強く感じています。

「聞く」は「聴く」とも書きます。「聴」を分解すると「耳+目・心」となります。

こども園の子どもたちにはこれからも、目と心と耳で「聴く」力を身に付けていってほしいと思います。

 

9月1日の始業式でも、子どもたちに、話す予定です。

「『心のスイッチ』を入れるのは、自分しかいない。自分しかできない。」と。

 これからも、子どもたちの成長を、ぬくもりのある眼差しで、見守ってください。